ブログのデザインを変えるにあたって、様々な事を考えたので今日はデザインの話し。

私も親がデザイナーだった関係で、幼少からイラストレターやフォトショップをいじっていた。だから、Webはブラウザによって見え方が変わり、このblogも制約がいろいろ有るだけに全然思うとおりにはいかないのでストレスです。フライヤーのほうがよっぽど楽。

 

ロールシャッハテストでみる心理

人間とデザインの心理からお話ししましょう。ロールシャッハテストというものをご存知ですか?

左右対称のインクのシミを見せて、被験者の答えからその心理状態を読み取るテストです。「殺人鬼」と答えるか、「海沿いの風景」と答えるかで判断がちがうのでしょうか。教員試験や航空機の試験にも用いられていたというからびっくりです。このテストは左右対称(シンメトリー)な画像を使います。左右対称であると、人はそこに何か意味を見出します。その結果心理に変化が起こるというテスト。

あなたにはなにに見えますか?このようにデザインで変わる人間の心理状態を、より良い物にする。この働きこそが良いデザインといっていい。

 

ダ・ヴィンチの好きな黄金比

シンメトリーの他に、人が意味を見出すデザインがあります。三分割法黄金比などがその代表。特に黄金比は有名で、タバコやクレジットカード、デジカメやiphoneなどもこの黄金比を使って作られている。

黄金比とは、1:1.618033988…という長・短の比率のことで、長方形ならばこの比率で描く、またその組み合わせや、円形でもその円の重なりあいの比率などにも用いられる数字。

パルテノン神殿やピラミッドなどにも用いられ、ダ・ヴィンチ・コードでも有名になった言葉です。実際は円周率と同じく割り切れない数で、その研究に生命を捧げるような科学者も多い。

アップルのロゴはやはりすごかった!

 

例としてアップルやTwitterのロゴ、ホームページなどにも用いられという画像をお見せします。なんでもないようなロゴでも、一流のものはものすごい技術で作られている。

 

黄金比率や、円の重なりあいが良く考えられているのが分かるでしょうか?

こうして一流のデザインは作られているのです。決して、デザインを募って、会議で決めているわけではありません。蓄積された理論と感性で結論を導きだしているのです。だからこそ、一流企業のロゴの受注などがあれば、そのデザイン事務所は一生安泰です。ヘルメットから名刺から、製品に全てそのロゴが使われればものすごい収入になるわけです。しかしそのデザインにはその価値があります。デザインには素晴らしい技術の裏打ちがあり、素人がすぐに出来るものではない。

 

SUICAもはやはりすごかった!

今度はSUICAのデザインではなく音の話。
SUICAの「ピッ」という音を作った作曲家と話をしたことがありました。

この音が毎日何億回日本で鳴っているかは分かりません。老若男女、健常者、障がい者、年寄り、子ども、雑音の有無、精神状態の善し悪しなど、様々な状況下で、「SUICAが機械に認識された」と認知させる音を開発するのは大変な技術だったそうです。

こうした技術がシンプルなものに集約され、我々の日常を支えていることって普段は意識しませんよね。そうです、美しいことは便利さにつながっていて、あまりにも完成されていると意識すらしないのです。

 

アンパンマンも黄金比率

一方、芸術家の感性はこうした理屈を超えたところにあります。ミッフィーやキティちゃん、アンパンマンなども黄金比が用いられ、シンプルかつ、だれにでも愛される容姿を持っています。

だからこそ長い間そこらじゅうにあってもじゃまにならないし、多少きせかえやデフォルメをしても可愛さが保たれるのです。ただし、これらは作者の感性で作られたに違い有りません。理屈では無いはずです。ただしこれを解析してみると、非常に科学的理論にそっており、基本に忠実。かつ科学以上のなにかがかんじられる傑作なのです。
その力強さを我々は求めているので、人気が高いわけです。

 

ピクトグラム、シンプルさの究極

シンプルさを追求するデザインにピクトグラムという手法があります。この絵を見てください、なんの機能を示しているか分かりますか?

そうです、左から再生、停止、録画、巻き戻し、早送り。
これは世界標準で、どこの国のどの人が見てもこう答えて、直感的に使うことが出来ます。

しかし四角形が「停止」を意味し、円が「録音」や「録画」を意味する根拠はなんなのでしょう?

ピクトグラムとは一種の絵文字であり、子どもにも理解できます。webではこれはアイコンといわれるものです。その究極は、世界中だれもがそのアイコンを見ただけでその内容を理解できるようなピクトグラムなのです。

 

デザインが放つメッセージ

デザインの世界は奥が深く、到底アメブロでは追求出来ないことは分かっています。私もブログとは基本的にテキストの世界だと思っているのであまり気にせず、時間をかけていませんでした。いろいろいじくるくらいならテキストを積み重ねようと。今回のデザイン変更も1時間程度の作業量です。でも、デザインが変わるとやる気も増すのでもう少しいじるかもしれません。ついハマってしまいます。

 

器が変わると、料理は盛り付けが変わります。ブログもデザインが変わると今まで積み重ねたテキストの内容がちがう色を帯びますね。いままでとは違うメッセージが伝わってきたりして、やはりデザインは重要かつ怖いものだなぁとも思っています。その部分ももう少し研究していきたい。